管理人の気ままなblog。


by kt1151
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

レター 2/2

また手紙を書いている。自分に似合わない、洒落た便箋に。

―こんにちは。昨日は雪でしたが、そっちは吹雪だったみたいですね。
一面の白銀に退屈されているのでしょうか?それとも…―

出だしが前に書いたものに似ている。ほとほと筆無精さを伝えたいらしい。
まあまあ。人によってはかっこいいんだからと、にやと笑ってやり過ごす。

手紙をかくのにも少し慣れてきた。『手紙なんてものは―嫌いだ』と
誇らしく片意地をはっていたが、結局コージに冷やかしを受ける羽目になった。

イヤな事を思い出して半ばムキになり、無理矢理に書き上げた手紙を一通送った。
あれから少し経ち、今は肩を張らずけっこう思い思いに書き綴っている。

手紙を書いている時は、まるで相手が目の前にいて、
色んな表情と色んな仕草で自分の話を聞いてくれているように感じる。

こんな事いえば、またコージ笑うかな。

私の手紙は、私にとっては握手に似ているのだと思う。

元気してる?とか、実は昨日こんなことがあって…とか、今度遊び行くね。とか。
自分の姿を聞いて欲しくて、相手に手を差し出す。

相手の手をイタズラに強く握りしめてやったり、
相手の傷つき逞しい手を見たかったり、
相手の手の暖かさを感じとりたいがために。
さびしんぼの子供が父親や母親の服の袖をくんっと引っ張っるように、
私は手を差し出すのである。
見たい。聞きたい。触れたい。
そんな欲張りで一途な握手を私は、あなたに向かって書いている。
ふと見れば時計は0時をさし、今日が昨日なのか、今日が明日なのか
はっきりと分からない時間になっていた。

私は今、あなたに手紙を書いている。
[PR]
by kt1151 | 2007-01-10 22:27 | 日記