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管理人の気ままなblog。


by kt1151
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富士山登頂‐独りだけの自分へ‐(うっかり寝坊編)

富士山八合目でちょっとしたハプニングが発生しました。

7.5合目辺りから、一同の中に靴擦れを起こした方がおり、疲れの見え始めた数人とリーダー格の人、
補助役の感じで私が付き添う格好でグループを2つに分け、八合目で合流することになったのです。(ちなみに今回は総勢13人)

岩場のような山道が一段と増えて、かつ風が弱まったり突然強く吹いたりと、体のバランスを保つのも難しくなり、
さらにいよいよ酸素が薄くなってきたと全員が実感し始め、
頭痛や眠気が増し、食欲低下などが顕著になったのです。
出発前、心のどこかで『富士山なんて車で2000mは入れるし、登るのは1500m。大した山じゃないさ』
と思っていたのが段々と薄れてきて、大自然がもたらす試練を甘く考えていた
浅はかな自分たちを思い知ることになったのです。

八合目に着いた頃には私を含め皆、疲労が隠せず、先を行っていたグループの連中も見れば口数少なく座り込んでおりました。

―山小屋で寝泊まりする方がいるため、基本的に小屋の中には入れません。
小屋を風しのぎなどにして外で休憩するのがほとんどです。
当然、小屋の外は人で混み合い、真ん中の道だけ空ける格好で多くが両端に座り込んで休憩しています―

合流した際は我々後続グループに休憩させて先頭グループは先に行くという事になっていたので、
場所の関係もあって私は一人『あちらで休みます。覚えてたら出発の時呼んで下さい。置き去りでも頂上で会えますから』
と、若干の冗談交じりにグループから少し離れて休憩することに。
座ると同時に緊張が途切れたように眠りにつく私。20分程経ちハっと気付くと、一同が見当たりません。
いつの間にか先頭グループの出発に全員がついていき、マジメに置き去り喰らったのです(泣)
念のため「九合目か頂上で会いましょう。」と連絡をいれ、
独り登山をすることになりました。
途中、陸上自衛隊の一団に加わりつつ九合目まで到着し、そこで一同を見付けれたら良かったのですが
そうも行かず、いよいよ単独で頂上へと登ることになったのでした。
by kt1151 | 2006-07-30 12:37